2ヶ月ほど前、太郎に組み立て式の建設機械一式のおもちゃ(思いっきり親の趣味)を買ってやった。対象年齢は3歳以上か何かだったから、そもそも正しい遊び方ができるなんて期待していない。でもま、本人は気に入って彼なりのやり方で遊んでいる。組み立て式ということで、ドライバーやらヘキサゴンレンチなんかの工具(全部プラスチック製)がついているんだけど、結構精巧にできていて感心する。電動インパクトレンチ(どうでもいいけどこのIMEは何でレンチを「廉恥」と変換したがるんだろう)なんて物まであって、これはさすがに危険そうなので電池は入れていない。太郎はこれがいたくお気に入り。形としては小さなドライヤーみたいな形なんだけど、太郎はこれをピストルに見立てているらしい。人を殺傷することを目的としている兵器の類なんかにあまり興味を持ってほしくないのでそういうおもちゃは一切与えてないけど、保育室でやっている水鉄砲遊びにヒントを得たらしい。グリップを握って銃口(じゃないけど)をこちらに向け、「ぺち、ぺち、ぺちぃ~っ」となかなか攻撃的だ。この間、試しに「うわ~、やられた」とか言いながら倒れるふりをしてみたら、えらく気に入ってしまった。何回も何回も繰り返すから、面倒くさくなってセリフだけでアクションを省略したら、わざわざ歩いてきて手で押し倒そうとする。真似とはいえ人を傷つける行為にこんなに興奮するとは困ったことだ。でもま、男の子、というか子供ってそんなもんかも知れんね。俺も子供のころは兵器とか結構好きやったし。ちゃんと強く優しい子に育ってくれると信じよう。とりあえず、お父さんに優しくね。ちょっと気に入らないからって、抱かれながら抱いてる俺の顔をベシベシしばくのはやめてね。マジで痛いねんから。