3歳くらいの子供にはごく普通のことだと思いますが、太郎も気に入った絵本やビデオは何回でも繰り返し見たがります。目下のお気に入りビデオは、これもご多分に漏れず「となりのトトロ」、「風の谷のナウシカ」、「紅の豚」あたりです。アンパンマンやトーマスなんかも好きですが、普段見る機会が少ないのでそれ程入れ込んでいないようです。上に挙げた宮崎駿アニメの3つは本当に何回も何回も見ているので、もう全ての場面を完全に覚えてしまっています。
恐ろしいことに、それに付き合っている母親もほぼ全ての場面、台詞を暗記してしまっていて、二人で掛け合いをやっています。更にその掛け合いを聞いている私も何となく台詞を覚えてしまって、「赤い飛行機、いたよねー」「ねー」とか、「めいもー、めいもー」「じゅーんーばーん!」等の基本的な掛け合いはできるようになっています。これだけでどの場面か瞬時に分かってしまったお父さん、お母さん、私にはあなたの気持ちがよく分かります。
「ナウシカ」は難しい台詞が多く太郎にはなかなか手に負えないのですが、流石に母親は「その者、蒼き衣を纏いて金色の野に降り立ち云々」とか、腐海がどうしたこうしたとか、すらすらと暗唱しています。何も見ずに一からスクリプトを起こせと言われたら本当にできそうです。私なんかは、アスベルがどこの国の王子で誰に殴られたのか分かっていなかったり、ブリックとガンシップの区別がついていなかったり、まだまだ修行が足りません。って、修行せなあかんのか?