元々、同じ年頃のほかの子と比べると甘いものをそれ程好まない太郎だが、アイスクリームとチョコレートは別らしい。先日、祖父母宅に預けられていたときにおばあちゃんにもらったチョコレートがえらく気に入ったようだ。しばらくしてからおばあちゃんに向かって「たろうくん、おなかがすいちゃった。ごはんがたべたいな」とのたまった。実際にご飯を食べてからまだいくらも時間が経っていないのを訝りながらそれでも何か用意しようとするおばあちゃんに向かってこのチビは、「ちがうちがう、たろうくん、れーぞーこにはいってる、ごはんがたべたい」という。何の事か分からないままおばあちゃんが冷蔵庫を開けると、件のチョコレートを指して「あーこれこれ。たろうくん、このチョコレートのごはんがたべたい」と抜かしたそうな。
チョコレートのごはんて。その前にええかげん一人でご飯食べられるようにならんかい。