成長

投稿者: | 2005年2月27日

先日、保育園の個人懇談会があって、仕事を早めにバックレて行ってきました。2人いる担任の先生のうち、担当は若い方のK先生。父親と話すのはあまり慣れていないのか、心なしかちょっと緊張気味です。しかも席に着くなりノートとペンを取り出したもんだから余計ビビらせてしまったようです。結局何も書かなかったんだけど。
話しているうちにだんだん慣れてきて自然に話してくれたK先生、そんな、ビビらんでも敵意なんかありませんて。曰く、太郎君は特にこれといって問題もなく、優しい子です、とのこと。はい、そうですか、そんじゃ。って話を終わっても仕方ないので、敢えて気になる点を挙げてもらいました。純粋無垢な赤ちゃん時代は今は昔、どの子も似たようなものとは言え、4歳の悪たれ坊主です。そらもう、ご飯の最中に箸で遊びだすは、遊びに夢中になってりゃ呼ばれても無視するは、自分が欲しけりゃ他の子が使ってるおもちゃを勝手にふんだくるは、気に入らん事があればいつまでも駄々をこねるは、怒られて腹が立てば親に向かって(たぶん先生にも)「バカー」とか「もうきらい」とか抜かすは、「おとうさんきらい、もうあそんだらへん」とか「おとうさんいや。かおりちゃんがいいの」とか小憎たらしいこと抜かすは、挙げればいくらでもあるはずです。
K先生曰く、そうですね、太郎君はまだ体力とか運動神経とかが追いついていないのに、自分では出来る、と思い込んで行動して、傍目には危険ではらはらする事があります。へ?あの恐がり甘えた根性なし太郎が?これは意外でした。なんでも、トンネルを掘る場所に急ぐあまりキックボードにスコップを差して猛スピードで暴走したりするそうです。今イチ状況がビジュアライズできませんが、なんだか非常に危険そうです。元々、太郎は慎重すぎるくらい慎重な子で、滑り台にせよブランコにせよ身体能力的には問題なく出来るようになってからも自分で出来る、と確信を持つまで絶対に一人ではせず、他の子と比べるとちょっとアホかも、と思うくらい恐がりでした。今でも、ちょっと怖いと感じたら「イヤ、イヤ、イヤ、イヤ(×20)、だっこ~」と情けないことこの上なしです。男親としては、男の子なんだからちょっとくらい無謀な方が…と思いつつ、まぁ恐がりな方が安全かと、実際2歳までは大した怪我もせず、転んだりしても頭を打つことはほとんどなかったので一応安心していた訳です。その太郎が。どうやら、彼の判断基準は彼自身が大丈夫と思うかどうかのみにかかっていて、全く根拠がなくても一度自信を持てばそれは絶対的な確信になってしまうようです。根拠のない自信。う、耳が痛い。そう、これは紛れもなくこの父親から譲り受けた資質です。まったく、しょうもないとこばっかり似て、と呆れる母を尻目に、ちょっと嬉しかったりする太郎父、3*歳。このスーパー楽観主義も受け継いでたらどうしよ。難儀やな。ま、いいか。
懇談の方は、家での様子など具体的なことなんかをいくらか話した後、偉そうに園の運営やセキュリティ管理なんかに注文をつけたりなんかして、約30分で終了。担任のK先生、O先生始め、保育士の方々には本当にお世話になっています。あの悪ガキどもをよく優しく見られるものだと頭が下がります。これからもどうぞよろしくお願いします。って、ここで言っても仕方ないけど。

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