トイレ

投稿者: | 2005年4月15日

去年の暮れに入院してたときの日記をアップせなあかんとか、アレを書かなとかコレも書いとこうとか言ってたらいつまでたっても再開できそうにないんで、過去のことはひとまず放っといてこっそり再開します。
で、いきなりシモの話です。入院前はおしっこに関してはほとんど失敗なくトイレでできるようになっていた太郎、3歳。入院とは恐ろしいもので、1週間の入院で完全に赤ちゃん状態に逆戻りしてしまいました。ちょうど季節も冬で、しばらく毎日のように保育所から濡れたパンツとズボンを持って帰る日々。それでも徐々に失敗が少なくなってきた頃、「3日間失敗せずにトイレでおしっこができたら”つばさ”(山形新幹線)のおもちゃを買ってやる」という約束をしました。列車が大好きな太郎は大喜び。でも同時に、それが非常に高いハードルであることもよく分かっていたようです。それ以来、トイレでの用足しに成功するたび「おとうさん、たろうくんみにかん(3日間)できたらつばさ、かってな」と念押ししていました。約束の意味をちゃんと理解しているだけに、不幸にして失敗してしまったときのしょぼくれようは見ている方が辛い程でした。
結局、約束してから3週間かかってようやく3日間無失敗を達成(うんちは目をつぶった)。首尾良くつばさを手にした太郎の喜びようは「大喜びする子供の見本」といった感じで、見ていて気持ちよかったです。それから2ヶ月、今度はうんちも克服すべく、懲りずに同じ手を使うことにしました。今回のご褒美も電車のおもちゃ。太郎が件のつばさを含め既に5台所有しているNゲージシリーズではなく、同じようなダイキャストモデルでやや大振りのDiapetというシリーズのJR中央線快速です。新幹線や特急のような派手さはない普通の通勤用車両ですが、両側の扉が開閉するのがポイントです。以前トイザらスの店頭で見かけ、ずっと欲しかった1台です。
今回は特に3日間連続といった条件は付けず、1回でも成功すればOKのつもりだった(家では1回もできていなかった)のですが、太郎が勝手に「みにかん」と解釈していたのでそのままにしておきました。記念すべき第1回目は外出中でした。週末に京都に遊びに行ったとき、宝ヶ池公園のトイレでおしっこをさせていると、「うんちがでた」との報告。それまでもおしっこが出たときそう言うことが度々あったので、またか、と思いながら覗いてみると本当にちょろっとだけ出ていました。少しお腹が緩くて苦しかったのか今一つ達成感がなさそうな太郎でしたが、両親がそろってベタ褒めに褒めているとだんだん気分が良くなってきて、早速「おとうさん、ちゅうごうせんかって~」とおねだり。おいおい、お前が3日間って言うてたやないか。
父としてはすぐにでも買ってやってもいいと思った(事実、次の日には買っていた)のですが、折角本人が3日間頑張るつもりになっているので敢えて様子を見ることにしました。結局、ずっとお腹の調子が悪かったのもあってトイレでも何回もできるのですが失敗もする、という状態が数日間続きました。結論としては3日間という目標は達成できなかったのですが、うんちをする前に意思表示をする、というのはできていたので今朝あげちゃいました。ま、本当は早く帰れた日にゆっくり説明してから渡すつもりだったのですが、太郎が寝る前に帰るということがしばらくできそうになく、父としても待ちきれなかったのです。
まぁ太郎の喜んだこと。モノで釣るのはどうかとも思いますが、今やすっかり子供との接点の少ないダメな父親になってしまった自分としてはモノに頼ってでも子供の喜ぶ顔は見たいものです。

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