七五三

投稿者: | 2005年11月8日

太郎通信の更新が滞りぎみだったので油断していたら、七五三トピックを先取りされてしまった。同じ事を書くのも芸がないので、未発表エピソードを一つ。
前回同様、今回も太郎の着物はレンタルを利用した。一応ちゃんとした羽織袴のセットだけど、子供用ということで幾分簡略化してあったりする。例えば足袋は靴下みたいになっていて、子供でも履きやすい。太郎も見つけるなり、さっさと自分で履いていた。これまた前回同様、着付けはおばあちゃんにやってもらう。今回の5歳児用はサイズが若干大きめだが、まあ許容できるレベル。草履がどうも歩きにくそうなので、とりあえず靴を履かせて神社へ向かう。
天気が不安定で、道中雨が降り出したりして気を揉んだけど、神社に着いたときには雨は上がっていた。暑くも寒くもなく、いい感じ。草履に履き替えて、お祓いが始まるまでしばらく写真を撮ったりする。やはり草履が歩きにくいのか、いつものように走り回ることなく比較的おとなしくしている太郎。お祓いも滞りなく終わり、靴に履き替えてひとしきり遊んでから神社を後にする。
せっかくの晴れ姿なので、着替える前に近所の親戚の家に見せに行くことにした。いつものように上がるとまず仏壇の前に座って手を合わせる。それを褒められ、着物を褒められ、ご機嫌の太郎。ようやく気も済んで、着替えることに。威勢良く脱ぎ捨てた足袋を手に取った父の動きが止まる。「何だこれ」
足袋には、形を保つための厚紙が入ったままで、太郎の足から出る水分で幾分ふやけて柔らかくはなっていたもののしっかりと形を保っていたのだ。太郎が自分で履いたため、本人を含め誰も気が付かなかったのだ。うーん、歩きにくそうにしていたのはこのためだったのか。ごめんな、太郎。
っていうか気付けよ。

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