週末に、外国から遊びに来てくれた友達と滋賀に一泊の小旅行に行って来ました。
太郎の両親は二人とも、若い頃海外で生活していたことがあります。父の方は非常に面倒臭がりで筆不精なのが祟って、既に当時の友人達とは連絡が途絶えています。誰かが日本に遊びに来てくれたり、こちらから遊びに行ったりも一度もありません。数年前まではクリスマスカードのやり取りだけはしてたんだけどね。もしかして嫌われてますか。皆さん、お元気ですか。私は元気でやってます。ってここで言ってどうする。
一方、母の方はいまだに何人かとは連絡を取り合っていて、実際に行ったり来たりもあるようです。今回、台湾とスイスから遊びに来てくれたのはそういうわけで当然ながら母の方の友達です。台湾からはこの夏にお世話になったLeaちゃん、スイスからはCam Chau(カムチャウ)というナイスガイです。Cam Chauは元々ベトナムからの難民で、でもって華僑系という複雑なバックグラウンドがあったりするのですが、要するに2人とも見てくれは日本人と変わりません。
太郎はCam Chauに会うのは初めてですが、Leaには台湾で会っていることもあり今回の2人の来訪を心待ちにしていました。彼らとお話するため、英語、中国語、ドイツ語でいくつかの言葉も覚えました。訂正します。覚えようとしました。
輸入物の子供番組や親が観ている海外ドラマなんかで外国語に触れる機会は比較的多いと思われる太郎ですが、いかんせん母語たる日本語もまだまだ怪しげな4歳児、世の中に日本語以外にも複数の言語が存在するという事は理解しているものの、自分が知っている幾つかのフレーズがどの言語のものかまでは分かっていません。それはそれとして。
元々おしゃべりが好きで人見知りもしない上、2人共それなりに子供の扱いに慣れているようで優しく接してくれます。太郎はもう嬉しくて、喋りたくて仕方ないのですが、如何せん言葉が通じません。子供同士なら言葉が通じなくても一緒に遊べるのは経験済みですが、大人相手だとそうはいかないようです。それでも親の助けを借りながら盛んに話しかけたり、手を繋いだり、絵を描いて見せたりと、太郎なりのコミュニケーションを図っていました。
滋賀の一泊旅行の後、彼らはウチで2泊して一緒に台湾に帰っていきました。Cam Chauは今回3週間の休暇を取っているので、スイスに帰るのはまだ先です。お客が来ようが、それが外国からだろうが、我家に泊まる以上生活の中心は常に太郎です。たいしたもてなしもできなかったけど、二人共楽しんでくれたようです。太郎も楽しかったようで、一緒に台湾に行きたがっていました。大きくなったら、どこなりと好きな所へ行けばよい。ただし自分の力でね。今回のことは、いい経験になったと思います。