BBS英語メニュー

投稿者: | 2005年12月9日

先日の不正アクセス(ってほどでもないけど)がきっかけで、最近Webサーバーのアクセスログをマメにチェックしている。やはり、サーバーを公開する以上ログのチェックはしておかないといけない。実際、切れたリンクやらすっかり忘れていたコンテンツなんかを見付けることができた。初めてWebページを作り、レンタルサーバーで公開した頃のコンテンツが一部残っていたりするから油断がならない。発掘したコンテンツの一部はせっかくなのでフォーマットを編集して太郎通信や掲示板のログにくっつけておいた。掲示板に書いたとおり、太郎通信のログを2ヶ月分ほど消してしまったりもした。ごめんなさい。

きっかけとなった有難くない訪問者の追跡ついでに、アクセス元IPアドレスの解析をしていて面白いものを見つけた。telia.comというドメインからのアクセスである。何か聞いたことのある名前だ。登録情報を調べていて思い出した。Teliaというのはスウェーデンの通信会社で、日本のNTTみたいな会社である。このところヨーロッパの通信業界は買収・再編が激しく、この会社が他国でISP事業をやっていても不思議はない。が、このアクセス地域の可能性としてはスウェーデン国内である可能性が最も高い。実は、思い当たりがあった。

私がアフリカで働いていた時、同僚というか、チームメイトの中にフランスにーちゃんとスウェーデン娘のカップルがいた。チームは男女比がほぼ半々の若い人達の集まりだったから、当然カップルは他にも何組もいた。ほとんどのカップルが帰国後すぐに解消するなか、このカップルは彼の方が兵役代わりの外務省勤務でポルトガル駐在、彼女は彼女でデンマークの医大に留学と、恋愛にとっては劣悪な条件にもかかわらず私が連絡を取っていた数年間は別れていなかったのだ。アジア人同士なら別に大した事じゃないかも知れないが、一般に欧米人は、とステレオタイプ化させて貰うと、遠距離恋愛なんてできない人たちである。これはほとんど驚異的と言ってもいいと思う。
とは言え、それから既に何年も経っている。未だに付き合っているかどうかは分からない。

件のアクセスがあった前日、彼の方に何年か振りのメールを送っていたのだ。はっきり言って、ちゃんと相手に届くとは思っていなかった。何年も連絡が途絶えている上に、そのアドレスはフリーのWebメールサービスのもので、そのサービスは既に終了している。一応、買収先が引き取ったとは聞いていたが、同じアドレスが現在も有効であるとは普通、考え難い。私もUSA.netというところでアカウントを持っていたが、何処にも引き取られることなく消滅してしまった。ほとんど期待していなかったが、クリスマスカードの準備に当たって一応試してみたのだ。

数日後、返事が来た。外出先から書いたようで、何処で何をしているのかは一切書かれておらず、ただアドレスがまだ有効であることと、久し振りの挨拶のみが書かれていた。アクセスログのチェックを始めて以来、ヨーロッパからのアクセスはこれ以外全くない。タイミングからいっても、彼が、私のメールを受け取り、そのアドレスが独自ドメインであることに気付き、そしてそのドメインのトップページにアクセスしてみた、という可能性が高い。で、そのアクセス元がスウェーデンである。フランス人がスウェーデンにいる理由はいくらでもあるが、この場合、これはつまり、そういうことではないのか。
その後に届いたメールで、彼と彼女、更に子供2人が一緒に、スウェーデンに住んでいることが確認された。そうかそうか。そりゃめでたい。

と、ここまでは長い前振りだったりするのである。
件の彼は、確認したわけではないが恐らく私のメールアドレスからこのサイトに辿り着いた。私はこれまで筆不精で多くの友達を無くしてきたが、これからは海外の友達も大切にしていくつもりである。今後、彼らがこのサイトを訪れる機会もあると思うのだ。実は、過去には全てのコンテンツを日本語と英語で作っていたこともあったりするのだ。もっとも、作っていたのは私ではない。現在、写真や離乳食レシピなんかはあらかた消してしまって、残っているのはテキスト主体のコンテンツのみである。今更英語サイトを作る余裕は(妻には)ない。だがせめて、掲示板に書き込むくらいは出来るようにしておきたいと思った次第なのだ。今の掲示板はメニューからボタンの表示から全て日本語なので、日本語が分からない人にはちょっと辛いかもしれない。例の不正っぽいアクセスでは、恐らくフォームは無視して強引にPOSTメソッドを送り付けたような気がする。そこで、ログはそのまま日本語のものに取り込みつつ、インターフェイスだけ英語にできないかと試み、上手くいったというわけだ。以下は作業メモである。

この掲示板CGIは、本体、返信用、検索用等複数のCGIファイルとログファイルで構成されている。ログファイル以外の全てのCGIファイルにメニューや表示に関わる項目があった。そこで、それらのCGIファイルについてそれぞれ英語版を作成し、互いに読み込みつつログファイルのみは共通の物を読むようにすればよい。実際にちょこっと修正したものをアップして試しにブラウザで読込んでみると、内部エラーを吐いてしまう。ディレクトリを変えてみたりファイル名を変えてみたりしたが解決せず。試しにファイル名だけ変えた物を読み込むとやはりエラーを吐く。そこで気付いた。ファイルのパーミッションだ。CGIファイルに実行可能属性を与えていなかった。初歩的なミスだ。パーミッションを変えるとすんなり解決した。後は、メニューやらメッセージやらをシコシコと英語に直していくだけである。英語の正確さは気にしないことにした。分かればいいのさ。動作確認もOK。作業完了である。
ちなみに、掲示板のログには昔のページにあったゲストブックのログ付けてある。その頃は、英語の書込みもあったのだ。インターフェイスがどんなだったかはもう覚えてないけど。

さて、せっかく用意した英語メニューの掲示板、果たして需要はあるのだろうか。

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