たろ父は、どちらかというと物静かで優しいお父さんに見えるらしく、あまり子供のことも叱らないと思われているようです。ま、太郎にもプライドはあるので人前ではそんなにこっぴどくは叱らないように気は付けています。優しく諭すだけで子供が従うのなら楽でいいのですが、幼児を育てている親御さんには同意して貰えると思いますがそんなことは不可能です。太郎も5歳にもなれば、さすがに注意された事の意味は十分に理解しています。ただし、理性でもって自らの欲望をコントロールするという能力はまだまだ未発達だし、再三書いている通りちょっと優しくされるととことんまで付け上がる究極の甘ったれです。言っても聞かない時は、殴るしかありません。
って断言してしまうと各方面から怒られそうですが、太郎の教育に関しては私たち両親の責任なので、私たちが思う通りにやるしかありません。そういう訳で毎日毎日殴られている太郎ですが、この頃殴られることにも慣れてきてちょっと頭を叩かれたくらいでは全く堪えません。一番精神的ダメージが大きいのは恐らくほっぺたですが、目や耳も近く、あまり強く叩くのは危険です。先日の集まりではほっぺたにはっきりと手の形がついてしまって保育園で一悶着あった話なんかも聞いて笑っていたのですが、自分のこととなれば笑ってばかりもいられません。保育園にもバレず、怪我の心配もせずに十分に「痛み」を与えることができるのはお尻です。慣れられても困るのでよっぽどのことがない限りお尻を叩くのは控えていますが、ついこの間も「よっぽどのこと」があってお尻が真っ赤になるまで叩かれた太郎です。さすがに珍しく長泣きして、風呂に入った後もまだ恨めしそうな顔をしていました。因みに、怒られた原因は…えーと、何だっけ?忘れました。
ここ1年ほど早く帰宅できているので太郎と接する時間が長く、必然的に叱ったり殴ったりする機会も増えていますが、何故か太郎は最近よく父になつくようになりました。結局、世話をしてくれる人(=叱る人)になつくんですね、子供って。