punishment

投稿者: | 2006年10月18日

ピーターパンに出てくるウェンディのママは、子供に対して声を荒げて叱るなんて事は決してしないそうです。ま、所詮は作り話なわけで、現実世界では悪いことをした子供を叱り飛ばす親の怒号が途絶えることはないのです。
太郎、5歳9ヶ月。一頃に比べると随分聞き分けることもできるようになりましたが、1週間全く叱られないということはあり得ません。ちなみに、3日くらい叱らずにいると例外なくつけあがってワガママになります。叱る時は基本的に太郎が泣き出すまでは止めませんが、随分しぶとくなりました。罰を与えるにも、かなりの石頭で頭を叩かれるのはあまり堪えないようです。ほっぺやお尻を叩くのも、以前はむしろ精神的なショックで簡単に泣いていたのに今では本当に痛くしないと泣きません。体罰系はあまりエスカレートすると危険なので、精神的に攻めることになります。こちらもだんだん耐性が付いてきましたが、まだまだ有効なオプションが豊富に残っています。
今のところ、最も有効な罰則は「ぬいぐるみ没収」です。特に、一番大事にしている犬のコロワンを取り上げられると、それはもうこの世の終わりとばかりに嘆き悲しみます。最初にこれを発動した時は、保育園での態度があまりに酷かったのでお迎えの時に先生から聞いた時点でまずたっぷりと叱り、泣きながら家に帰ってから更に体罰を含む複数のオプションを使いつつ叱り、駄目押しにコロワン没収と相成りました。激しく泣いて抵抗する太郎を残し、外のゴミ捨て場に捨てに行きました。(と想定。)泣き止まない太郎。ゴミ捨て場まで一緒に探しに行くも、当然見つけることはできません。夜空を見上げ、「コロワン、おそらにいっちゃった…」とつぶやいて胸を押さえてさめざめと泣きます。家に帰ると、残ったぬいぐるみたちを抱きしめ、「みんな…だいじにするからね。コロワン…うわーん」と更に大泣き。その後も、少し落ち着いてはまた思い出して泣くというのを繰り返し、その晩は文字通り泣き寝入りました。
さすがに可哀相だったので寝ている間に枕元に返しておき、夜の間に自力で帰って来たということにしました。朝になってコロワンを発見した太郎、ストーリーを信じたかどうかはともかく、しっかりと胸に抱いて二度とコロワンをこんな目に会わせない(=叱られるようなことをしない)と誓いました。
そんな誓いが1日どころか、何時間も継続しないのも5歳児のデフォルトなわけで、現在お気に入り序列第2位のぬいぐるみ、犬のリトが父の管理下で人質になっています。

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