英会話スクール

投稿者: | 2007年1月29日

相変わらず子供向けの英会話スクールには底堅い需要があるようで、保育園のお友達のなかにも英語を習っている子が複数いるようです。ウチは元々、こういったブームにはどちらかと言うと懐疑的でした。母国語のスキルが中途半端なうちに外国語が入ると混乱してどうのこうのとか、あまり小さいうちからやっても無意味とか、その手のアンチ派の意見に汲みするわけでもなく、少なくとも害はないしそれなりに意味はあると思っています。ただ、ちゃんと継続して英語を使っていないと子供なんてすぐに完全に忘れてしまってそれこそ無意味ですし、中学生になってから勉強を始めても決して遅くはないと思っています。太郎の両親は二人とも英語はそこそこ不自由しない程度に使えますが、学校で習う以外に何かをしたり海外に行ったりしたのは大人になってからです。
ちなみに、小さいうちから英語を習わせるメリットとして「発音」を挙げる人もいますがこれに関してはほぼナンセンスだと思います。外国語として習得した言語はどんなに上達しても発音にある程度の訛りが残るのは事実ですが、それが障害になることはまずありません。各界のトップの人達だって色んな訛りで堂々と話してますし、CNBCの英語ニュースなんて観てるとニュースキャスターやコメンテーターですら訛りは普通にあります。初めて聞く訛りだと慣れるまでちょっと理解に苦労することはありますが、たいていの場合10分も聞いてれば大体クセが分かってきます。ちなみに私が今まで一番苦労した訛り(?)はロンドン訛りでした。
そんなわけで、太郎はこれまで特に英語を体系的に習ったことはありません。とは言え、海外旅行に行ったり、海外から友達が来たり、親がテレビで英語のドラマとか映画を観ていたり(字幕はあってもなくても太郎には読めない)と、英語に触れる機会は少なくとも我々が子供の頃の比べると格段に多くなっていると思います。本人が興味さえ持てば環境を整えるのは比較的やりやすいので、特に強制もせずのんびり構えていました。
先日、友達の1人が行っているというスクールが家のすぐ近所だと聞いて近くを通ったときに少し覗いてみました。その時は誰もいなかったのですが、置いてあったパンフレットを見るとなかなか楽しそうで、料金も思ったほど高くはありませんでした。太郎に聞いてみると意外にも「行きたい」とのことだったので、一度その友達がいる時に見学に行くことにしました。自宅の一部を教室にしているのですが、子供がメインのようでいわゆる教室風ではなく、日常の色々な活動を実際に体験できるようになっていて面白そうでした。アメリカ人の先生は日本語はほとんど話せないらしく、子供が分かっていようがいまいが英語で押し通します。初体験の太郎は何をやっているのかあまり理解していないようでしたが、それでも楽しそうにしていました。これだけで英語が話せるようになるわけではもちろんありませんが、外国語に対する抵抗がなくなり、英語でコミュニケートすることが楽しいと感じられるようになればいいかと、早速次の週から通うことにしました。
結果的に懐疑的に見ていたブームにちゃっかり乗っかってしまっている気もしますが、まぁあまり気にしないことにします。やるからには中途半端じゃ意味がないので、甘えた太郎もそろそろ小学校モードに切り替えつつ頑張って「勉強」して欲しいと思います。できるのかな。

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