お正月ムードもすっかり落ち着き、そろそろバレンタイン商戦が加熱してくる今頃になってようやく本年第一回目の更新です。
正月明けには東京の保育園時代のお友達と太郎にとっては初めてのスキーに行ったり、その途中事故で愛車がお亡くなりになったり、保育園のマラソン大会で3位入賞を果たしたり、誕生日を迎え晴れて6歳になったり、まぁ色々とあったのですがとりあえず覚えている範囲でスキーの話から。
太郎はスキー場には行ったことがあるのですが、スキーをするのは初めてです。今回のスキーの為に太郎のみならず家族3人揃ってウェアを新調し、帽子やゴーグル、グローブなんかも揃えました。これらは年賀状の写真にも役立ったのですが、12月の晴れた日に団地の前で揃ってスキーウェアでポーズを取る家族をご近所の方はどう思って見ていたのでしょうか。たろ父はスキー板も持っているのですが、ブーツが壊れたままなので今回は家族3人ともレンタルで済ますことにしました。
今回、東京組と合同だったので、場所はどちらからでも比較的行きやすい信州は志賀高原にしました。大阪からの我が家は当初スキーバスを利用する予定でしたが、狙っていたバスの予約が取れなかったこともあり車で行くことにしました。土曜日朝の到着を目標に、夜10時前に家を出ました。中央道の恵那トンネル辺りまでは雪もなく、渋滞もなく順調に進みました。ところが長野自動車道に分岐する手前で雪が降り出し、程なくチェーン規制が敷かれました。ノーマルタイヤだったのでチェーンを持っていたのですが、直後のサービスエリアに入り損ね、次で入ってチェーンを巻こうとそのまま走っていて見事に事故ってしまいました。
タイヤがグリップを失い、スーッと中央分離帯側のガードレールに寄って行きます。1回目は軽く接触。反対側に振られたところで前輪のグリップが戻り、ステアリングが右に向きすぎていたため再び中央側に向きました。修正を試みるも再びグリップがなくなりそのまま為す術もなく2回目の接触。ようやくグリップが戻り、何とか左側に寄せて路肩に停車しました。衝突の衝撃で右前ドアが歪み、ドアの窓ガラスは粉々になってフロントガラスにもヒビが入っていましたが他の車に接触する事もなく、誰も怪我をしなかったのはせめてもの幸いと言うべきでしょう。
現場検証の結果、ガードレールにも損傷が認められなかった(ホンマかいな)とのことで扱いは自損事故、警察官から「雪を舐めるな」と怒られましたが特にお咎めはないようです。とは言え、タイヤハウスが前輪に干渉して自走はできません。JAFのレッカーで長野まで運んでもらい、その後の対応を考えることにしました。
搬入された長野トヨタのサービス工場は長野駅のすぐそばでした。調べてみると志賀高原までのバスが出ていたので、スキー旅行は続行することにしました。車の方は、朝を待って出勤してきた人に見てもらったところフレームが損傷しており、修理には50万円以上かかると言われました。この車は4年前に中古で買ったのですが、当時で既に初期登録から10年経っていて車両価格は19万円でした。当然車両保険にも入っていません。年末に2回目の車検を済ませたところで、愛着もあり、あと数年乗るつもりだったのですがさすがに修理に50万円はかけられません。あきらめて廃車にすることにしました。整備スタッフの皆様が朝礼をしている傍らで車内の大量の荷物を分類し、必要な物は送ってもらうよう手配しました。新品未使用のチェーンは価値の割に重くて送料が嵩みそうで、次に買う車で使えるかどうかも分からないので工場に寄付してきました。
荷造りや手続きをしていたり、吹雪でバスが遅れたりで志賀高原に到着したのは昼過ぎでした。予定ではこの日の午前中だけ子供たち3人をスキースクールに入れることになっていたのですが、我々の到着が遅れたので予定を遅らせてもらい、午後からの半日レッスンを受けさせました。太郎以外の2人はスキーの経験があり、スクールにも入ったことがあります。全く初心者の太郎と一緒では迷惑かもしれませんが、仲良し同士、何とかなるでしょう。
東京組のお母さん2人は両方ともスキーはベテランで、道具も当然持参です。板も周囲の短めで丸まっちいのと違ってスマートで長い格好良い板でした。最近は流行らないらしいのですが、10年振りのスキーで最近の事情に疎く、レンタルカウンターで「190cmくらいのないですか?」と聞いて「今はそんなのないよ」とたしなめられたオッサンなたろ父には羨ましい限りです。次は俺も15年物のRossignol持って行っちゃる。あ、でも靴買わなあかん。
道具だけでなく、技術も体力もベテラン2人に付いて行く自信のないヘタレな太郎両親は別行動を取らせてもらいました。初心者コースのみを選んでゆっくりと何本か滑りました。スクールの終了時間も迫り、最後の1本のつもりで林間コースを滑っていると、何と子供たちに遭遇しました。指導員1人で5歳児3人引き連れて、よくまあリフトで上がって来られたものだと感心します。太郎と残り2人でかなり距離が開いてしまっているものの、3人ともそれなりにちゃんと滑っているのに更に感心。結局時間はかなりオーバーしたものの、みんな自力で降りて来ました。先生は大変だったと思います。お疲れさまでした。子供たちも嫌になることもなく、それなりに楽しめたようです。
2日目は午後早めに切り上げて帰らなければならないのでちゃんと滑れるのは午前中だけでしたが、子供たちは3人ともまたスクールに入りたいと言ったので再びまとめてスクールに入れました。少しは慣れてきたようで、なだらかな斜面では割合綺麗にプルークボーゲンが出来ていました。ヘタレ両親もちょっと慣れて感覚が戻ってきたので、2本ほどは単独で滑りました。1人で思いっきり滑ってみて、たろ父は体力の衰えを嫌というほど実感しました。頭の中のイメージに全く体が付いてきてくれません。ベテラン組と最初から別行動にしたのは正解だったかもしれません。
この日は昼前から天気が悪くなり、スクールが終わって休憩所で昼ご飯を食べている間にかなり吹雪いて来ました。昼食後、1本だけみんなで滑ろうと午前中に滑った新雪のコースに行ってみたのですが、上に着いた時点で既に相当吹雪いていて視界も悪く、とても楽しめる状況ではありませんでした。新雪も子供たちには深すぎて、却って滑りにくかったようです。結局みんな一緒に降りることもできず、太郎は寒さもあって泣きながら降りてきました。後で知ったのですがこの日隣のゲレンデでは遭難しかけた人もいたそうで、さっさと切り上げるべきでした。
東京組は荷物は宅配で送って長野駅までバス、そこから電車で帰るとのことだったので、我々も送れる荷物は送り、長野駅まで一緒に行って電車で帰ることにしました。名古屋まで特急、そこから新幹線、在来線と乗り継ぎ、その日中に帰り着くことが出来て非常に快適でした。最初からこうしときゃよかった。
ところで、たろ父は前回のスキー、つまり10年前、全身を酷使したので酷い筋肉痛を覚悟するも3日経っても4日経っても現れず、喜んでいると1週間後に全身酷い筋肉痛に見舞われたという苦い経験があります。今回、帰ってきてから既に2週間が経過していますが、今のところ筋肉痛の徴候はありません。今回はそんなに酷使してないし、そう言えば2日目の朝とかに軽い筋肉痛っぽいのがあった気もするし、まさか今更大丈夫だとは思いますが、もし数日後に原因不明の筋肉痛に見舞われたら相当にショックです。精神的に。
尚、車の方はやっぱりないと不便なので帰ってきた次の週末に中古車屋さんに見に行って、同じようなタイプの車を同じような値段(ちょっとは高め)で買うことにしました。今週納車です。長らく多摩ナンバーという、大阪ではまずお目にかからないナンバーの車に乗っていましたが今度から地元ナンバーになります。