10月に入った途端急に涼しくなった。毎年こんな感じなら、学生の制服が一斉に冬服に切り替わる衣替えも合理的なんだけど、最近は学校もフレキシブルな対応をしているみたいで昔みたいに一斉に衣替えをしているところは少ないんだろうか。職場のクールビズも9月までとなっているらしい。でも年がら年中私服(または作業服)通勤でスーツなんて滅多に着ないたろ父には関係ない。今年に入ってネクタイ何回締めたかな?あ、太郎の卒園式と入学式でスーツ着たわ。そんだけかな。
それでも、太郎は何かの「おとうさん」(動物以外。おばけとかロボットとか)を描く時はたいていネクタイを描いている。更に、ビジネスバッグっぽい鞄を持たせたりしている。たろ父の通勤鞄はくたびれたバックパックである。ま、絵本とかの影響なんだろう。
9月30日に予定されていた運動会は雨で1日延期となり、1日の月曜日だった。たろ父は午前だけ半休を取って一緒に弁当を食べてから出勤した。ま、頑張れたところもあり、ダメダメだったところもあり、小学校初めての運動会としてはこんなものかな、といったところ。まずはお疲れさん。その次の週末はボーイスカウトで赤い羽根の募金活動。こちらはしっかり元気に声を出せていた。500円以上の高額募金者には羽根ではなくバッジを渡すことになっていたのだが、お金の勘定をやったことがない太郎は金額が分からず、募金箱に入れてもらうたびに「いまの、なんえん?500えんあった?」と聞いていた。ちょっといやらしぞそれは。
色々頑張ったので、一旦はお預けにした新しい自転車を買ってやることにした。事前に約束していた訳でもなく、何か具体的な目標を達成したわけでもなく、「頑張ったから買ってあげるよ」という突然の提案に太郎は半信半疑で、素直に喜んでいいものか迷っているみたいだった。後からふざけて「嘘や。買ってあげない」と言ってみると平気な顔をして「いいよ、べつに」とか言っている。でも直後に突っ伏して大声で泣き始めた。だったら強がるなよ。意地悪いってごめんよ。