夏に近所の公園で捕まえてきた2匹のザリガニですが、目立ちにくいため幾度となく長期間放置され、水が腐って悪臭を放つような環境にも耐えて今まで生き長らえてきました。一応つがいなのですが仲が悪いのかいつも離れていて、当然繁殖もせず、さりとて共食いするわけでもなく、特に変化なく暮らしていました。
太郎が興味を持っていたのはほんの最初のうちだけで、たろ母は元々苦手なのでザリガニの世話はたろ父がたまにするだけでした。先週、1週間の海外出張から戻ってみるとまた水が腐りかけていて、餌も与えられず、僅かばかりの水草(メダカのお下がり)も食べつくしていました。ベランダに出しているので水温はかなり低く、そんなに活動もしないので餌もそれ程必要ではないのでしょうが、一応水を替えておきました。珍しく2匹が寄り添っていたのが印象的でした。餌がなかったのでとりあえずご飯を少し入れてやると、元気に食べていました。
さて、今朝のことです。水遣りの時にふと水が透明になったザリガニ水槽に目をやると、いつもと様子が違うのに気が付きました。1匹が不自然な形で横たわっています。よく見ると、体が半分しかありませんでした。もう1匹を見ると、久々にタンパク質を摂取して元気そうです。今にして思えば寄り添っていたのは仲良くしていたわけではなく、衰弱して共食いする元気もなかっただけだったようです。
自然の摂理とはいえ、少しショックでした。太郎はあまり興味がないようでした。その場だけでも泣くとかすりゃ可愛いのに、最近小憎たらしいことこの上ない2年生です。