何度か書いている通り、たろ父の携帯電話端末はNokia製です。キャリア(通信事業者)はSoftbankですが、端末はキャリアからでなく、海外の通販会社から買いました。スーパーボーナスと言う、割賦で購入すれば月々の利用料から一定額を割り引いてくれるサービスは利用していないので全額自己負担です。勿体ないと言えばそうなのですが、そのお陰で妻の人はまだ前の端末の割賦支払いが残っているのにたろ父の回線で新しい端末をスーパーボーナスで買うことができたので、そこは大目に見て欲しいのです。
たろ父の端末はN78という、見た目は普通のストレート型(欧米ではキャンディーバーと呼ぶことが多い)の端末ですが、中身はいわゆるスマートフォンです。英語仕様ですが、フォントを追加したり日本語入力ソフトを入れたりして日本語も扱えるようにしています。ほぼ不自由なく使っていたのですが、唯一の不満が漢字入力で予測変換ができないことでした。この機種は元々日本語ファームウェアがあったのですが、漢字変換は実装されていないとのことだったのでメニューの表示が日本語にできるくらいしかメリットがなく、そのまま英語ファームで使っていました。
このほど、ネット上でN78の新しい日本語ファームウェアが出て、漢字変換としてジャストシステムのATOKが入っているという噂が広がりました。過去にdocomoやSoftbank(Vodafone)、Nokiaジャパンから発売された機種では、日本語入力はATOKが入っていました。たろ父が前に使っていたのはVodafoneのNokia端末ですが、やはりATOKでこれがなかなか賢く、気に入っていたのです。ちなみにたろ父は今でこそPCでは日本語入力にMS-IMEを使っていますが、変換の賢さではATOKの方が数段上だと思っています。マイクロソフトがバカ過ぎるんですけどね。
ともかく、今使っている端末でATOKが使えるのなら是非使いたいところです。ネットの評判も概ね良いようなので、早速導入することにしました。ファームウェアの更新は国産の端末でも最近は通信回線を通してできるようになっていますが、Nokiaのスマートフォンはこれが無線LAN経由でもできます。たろ父はパケット定額の類は契約していないので、通信料がかからず速度も速い無線LANが利用できるのはありがたいのです。ファームウェアの更新は無事に終了し、めでたく完全日本語対応のN78が出来上がりました。ご丁寧に、カラーやアニメーションの絵文字にまで対応してくれています。
Nokiaは昨年末に日本市場からの撤退を決め、docomoとSoftbankから数週間後に出すと発表済みの機種まで発売中止してしまいました。Softbankでは発売日も決まって既に予約の受付けまでしていたので、日本語版の開発は完了していたはずです。N78については発表されていませんでしたが、日本語ファームウェアの完成度からは将来的に日本で発売するつもりがあったことが伺えます。実は、撤退を発表する1月ほど前には日本国内でシェア10%以上を目指すと鼻息の荒い発表をしていたのです。
とうわけで、たろ父のN78は自由度の高いスマートフォンでありながら、日本的ケータイとしても国産端末に引けを取らないすばらしいガジェットとなりました。とっても幸せです。スマートフォンの素晴らしさについてはいくらでも語ることができますが、オタクの戯言としか思われないのでやめておきます。尚、国産機に引けを取らないと書きましたがワンセグとかおサイフケータイとかはありません。あんなものただの飾りです。偉い人にはそれが分からんのです。(←ガンダムオタクネタ)
※まったくどうでもいいことですが、Nokiaの日本市場撤退発表(一部事業は残る)後、人事異動で新たにノキアジャパンの社長に就任したのはマウリ・ウコンマーンアホ(Mauri Ukonmaanaho)氏という人です。日本ではやり難そうな名前だなぁ。
こちら、新社長のウンコマン氏です。
誰がウンコマンやねん、アホ!
失礼致しました、ウンコマーンアホ氏です。
みたいな…