突然の猫ブーム

投稿者: | 2009年10月13日

3連休初日の土曜日、太郎はホームセンターのペットコーナーで仔猫を抱っこさせてもらい、その仔猫に懐かれたため飼いたいと言い出しました。太郎だけでなく、むしろたろ母が。我が家は公団住宅なので、ペットの飼育は禁止です。実際には隣人も猫を飼っていて事実上黙認されているようですが、規約では明確に禁止されています。たろ父は猫好きでも猫嫌いでもありませんが、ルールを犯して猫を飼うということはバレた時には猫を手放さざるを得ないということであり、そうなれば猫のために引っ越すという覚悟がない限り飼わないというのが社会、そして猫に対する責任だと思っています。
たろ父と違い、実家でも公団住宅で猫を飼っていたたろ母は何とかなる、という思いが強いようです。実際のところ、猫を飼い続けることができなくなるという可能性は相当に低く、持ち家一戸建てだろうが既に猫を飼っていようがあくまでも程度の問題であって可能性がゼロになることはありません。そう考えると、決して誉められた態度ではありませんが絶対にダメとまでは言わなくてもよいのかも知れません。
結局、太郎が次の週を通して学校での課題や宿題を完璧にやり通すことができれば飼ってもよい、ということにしました。1週間という期間が十分だとは思いませんが、今売り出し中の特定の猫が目的なので、それ以上延ばせばほぼ確実に売れてしまうでしょう。かなりの確率で週末の間に買い手が付くと思われましたが、その時は縁がなかったと諦めるように言いました。
課題と宿題を一週間一度も抜けずに完全にする、というのは今まで一度としてできた試しのない高い高いハードルです。すぐに諦めてしまうかと思いきや、とりあえず本人はやる気になったようです。しかも例によって根拠のない自信によって、自分はできると思っているようです。何にしろ太郎が頑張る気になったのならいいことです。本当にやり遂げることができれば、それがまた自信になって更に良い状態になることが期待できます。それなら、他の色んなことを犠牲にしてでも猫を飼ってもよいだろうと判断しました。
翌日、決心を新たに、仔猫の様子を見にホームセンターに行きました。

仔猫は、既に売約済みでした。
大いにショックを受けた太郎(&たろ母)ですが、条件をクリアすれば猫が飼えるということで、予定通り次の一週間は頑張ることにしたようです。本人はクリアできるつもりになっているので、来週末には早速猫探しを始めるつもりのようです。たろ母も嬉々としてインターネットで探したりしています。
たろ父は正直な所期待より不安の方が大きく、手放しに浮かれることはできないのですが、そんなたろ父をよそに我が家の降って湧いた猫ブームは大いに盛り上がっています。

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