息抜き

投稿者: | 2010年1月29日

昨日の朝、御一行様と同じホテルをチェックアウトして一人で別のホテルに引っ越しました。徒歩10分くらいの距離なのですが、基本的に常に行動を共にする上司と別のホテルというのはかなり面倒です。というか、一人で何でもできる上司ならむしろ気楽でいいのですが、ホテルに帰ることすら一人では不安のある人だと大変です。
さすがに毎晩食事の度に出歩いているので、大通りに出ればホテルまでは一人でも帰れるようになってくれたのをいいことに、昨夜は現地関係者との会食の後、大通りまで送ってそこで別れました。今回の出張で初めて、一人で歩くパリの街。昨日までと同じ景色が急に輝いて見えます。この僅かな息抜き、これがあるから頑張れるってもんです。自分のホテルまで、少し遠回りしてゆっくり帰りました。
仕事は今日が最終日です。明日は午前中に空港に移動して帰国するので、自由時間はほとんど取れません。今晩も会食がセットされています。結局夕食を1人で食べる機会は一度もなく、出張でパリに来てケバブを食べずに帰るのは初めてです。空港へはタクシーで行くことになりました。会社の規定では理由がない限り公共交通機関を利用することになっていますが、お客さんと一緒だからOKなのだそうです。たろ父が泊まっているホテルは空港バスの乗り場がすぐ近くにあるのですが、そこを素通りして荷物を抱えて別のホテルまで徒歩で移動し、上司とお客さんと一緒にタクシーに乗るのです。非常に理不尽を感じますが、下っ端サラリーマンには自由はないのです。
語学が苦手でも、現地の移動すら不自由でも、できる仕事はもちろんあるので、そういう人が海外出張する機会もあるわけです。大企業で現地にお世話をしてくれる人がいたり、選任のツアコン役を同行させることができるなら良いのですが、実務をする部下に片手間でツアコンまでやらせるのは、その人がとてもかわいそうなのでできるだけ避けるべきだと思います。

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