あだ名

投稿者: | 2010年10月7日

太郎はさすがにあだ名のつけようがない名前なので、特にあだ名はないようです。名字は平々凡々としたありふれたものなので、下の名前で呼ばれることが多いようです。
同じ名字を持つたろ父ですが、やっぱり友達からあだ名を付けられた記憶はありません。ただ、家の中では家族から色んなあだ名で呼ばれていました。パーとか、パーゲとか、バーコとか、そんなのばっかりですけど。由来はよく覚えてませんが、丸刈りにしていたこともあるのでパーゲあたりはそこからの連想でしょうか。一番簡単な故に一番使われ、ヘタすると今でもたまに言われる「パー」に至っては如何にもこう、頭が悪そうで、考えようによってはかなり屈辱的なあだ名です。ま、本当に頭が悪かったので仕方ありませんが。
前にも書いた気がしますが、たろ父が私学の中学に行くことになったのを聞いた田舎の祖父は、「ぼんやりした子だとは思っていたけど、公立の中学校には入れないほどバカだったのか」と非常に心配してくれたそうです。お爺さま、中学校までは義務教育ですのでバカでも入れてはもらえます。
子供の頃は食べるのが遅かったたろ父が、大好物のチャーハンだけはあっという間に平らげたるを見て父親はしたり顔で言いました。「そうか、単品ものだと考えなくてもいいから速く食べられるんだ」 お父様、あなたの息子はバカかもしれませんが、それはいくら何でもちょっと言い過ぎではないでしょうか。
そんなたろ父も、人並みに大学に行き、人並みの2.5倍ほどの時間を掛けて何とか卒業し、色んな人に助けられつつ人並みに家庭を持って父親になれました。息子に多くは期待しませんが、元気で優しく育ってくれればと願っています。
そんな太郎の家でのあだ名は、「ぴょん」です。

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