最近、アメリカの中間選挙絡みでTea Party movementがよく話題になりますが、国内メディアの呼び方は「茶会党」とか「茶会党運動」とかが多いようです。後者の方はpartyが「会」と「党」の二重に訳されていてかなり違和感がありますが、元ネタは18世紀のボストン茶会事件ですね。Boston Tea Partyを「ボストン茶会事件」とするのも改めて考えるとどうなんだという気もしますが、今更変えるのも面倒なんでしょう。
ところで、昔からアメリカの「小さな政府」を信奉する人たちは増税に繋がる歳出拡大にはとにかく反対します。カナダや西欧の高福祉国では、その代償として文句を言いながらも高い税負担に絶えています。
所変わって日本では、増税には反対するものの歳出拡大は歓迎する傾向があり、政府が増税を言い出すと次の選挙で負ける一方、バラマキをやると支持率が上がったりします。
将来世代にツケを回すことに慣れきってしまった社会の末路は、想像すると空恐ろしいものがあります。