そうだアメリカに行こう

投稿者: | 2012年6月11日

来年の春、太郎が小学校を卒業して中学に入学するまでの春休みに、念願のアメリカ旅行に行くことにしました。とは言え、今回父は留守番です。家族3人で行くとお金も掛かるし、年度末は1年で最も忙しい時期なので長期の休みを取るのは難しいからです。
これまでの経験から、海外旅行を安く上げるのは何を置いても早めの計画、手配が肝心です。特に航空券は安いものからなくなっていくので、購入が遅くなればそれだけ金額が上がることになります。マイレージの特典航空券を利用する場合などは、直前になればそもそもチケットが取れないことになります。多くの場合予約は1年前からできるので、旅行の計画はそれくらいから具体的に決めておくのが理想です。春の旅行に対して、10ヶ月を切った現在は行動を起こすには既に少し遅すぎるくらいなのです。
普通に格安航空券や正規割引運賃(PEX)で購入すれば、来年3月の日本からアメリカ西海岸への往復は2012年6月現在、5万円程度から空席があります。原油価格が高止まりしているため燃油サーチャージが5~6万円掛かり、総額で1人当たり12~15万円程度が最低ラインのようです。
特典航空券については、必要マイル数が日系航空会社では5~6万マイル程度、アメリカ系航空会社は10~12万マイル程度と大きな差があります。これは、日系は特典航空券でもサーチャージを別途徴収するのに対し、米系ではサーチャージ込みとしている場合が多いためです。我が家は諸般の事情から全日空とデルタ航空でマイルを溜めているのですが、ANAなら2人分の必要マイルに足りるけど別途サーチャージが掛かり、Deltaでは1人分のマイルしかないので1人分は別途購入する必要があり、どちらにしても同じくらいの費用が掛かる見込みで、迷いどころでした。
今回の主な目的地は友達が住んでいるラスベガスなので、ANAであればスターアライアンスのユナイテッド航空、Deltaなら自社便でどちらも関空から乗り換え1回で行くことができ、接続等の条件も似たようなものでした。ところが、日程を検討している1週間ほどの間にユナイテッド航空は希望の日程では特典航空券の枠がなくなってしまい、必然的にDelta利用となりました。
さて、具体的な話がまとまると色々な希望も具体化してくるのは世の常で、今回はせっかく西海岸まで行くのだから、バンクーバーにも行っておきたいということになりました。妻の人は昔バンクーバーに留学していたのです。アメリカまで行く機会はそうそうないでしょうから、この希望は実現すべきでしょう。ということで、帰りにバンクーバーに寄って帰る旅程となりました。
旅程が決まれば、チケットの予約です。妻の人の分は全行程特典航空券なのでWebだけで手続が完了しますが、太郎の分は見かけ上「一人で旅行する未成年」になってしまうためWebでは予約できず、更に費用を節約するため現金で購入するのは日本からシアトルまでの往復と帰りのバンクーバー~シアトル間のみとして、残りは父のマイルを使って特典航空券にするという複雑な組み合わせにしたため電話でしか予約できないようになっていました。単純な1都市往復でない場合、一部のみ特典航空券にすると同じ行程でも、どこで分けるかによって合計金額が大きく変わります。色んなパターンでシミュレートした結果、最適解がこのようになったのです。
日本国内の日本語のWebページから案内された電話で予約する場合の番号というのが、国番号1から始まるアメリカの番号でした。フリーダイヤルもないようなのでSkypeで電話を掛けてみると、案の定英語です。予約サポートというところでは日本の番号もあるようでしたが、複雑な組み合わせの予約を正しく処理して貰う必要があるので、案内された正規の番号でお願いすることにしました。
事前に最適パターンを検討し、それぞれの便名、運行時刻なども把握し、空席があることまで確認してから電話したので比較的スムーズに進んだと思いますが、それでも30分近く掛かりました。Skypeじゃなければ電話代だけで結構な金額になりそうです。正直な所、すごく面倒くさいです。
海外旅行を安く上げる今ひとつのポイントは、面倒を厭わないことです。

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