10月の上海に引き続き、先月はフロリダに出張に行ってきた。
今回も2人での出張だけど、同行者は上司ではなく、普段一緒に仕事をする人でもないので随分気が楽だった。海外出張だけでなく海外に出ること自体が初めてという人だったけど、その人もいい経験になったと思う。
出張が決まったのが遅かったのでPEXでは安いチケットが手配できず、格安航空券で手配したのでANAの運航便をユナイテッドの便名で発券していたり、その逆のパターンだったり、バラバラの組合せだったので一部の区間は事前の座席指定ができなかった。まあ、安いチケットなのでこの辺りは仕方ない。
大阪の伊丹空港から成田、オヘア(シカゴ)を経由してタンパ(フロリダ)という経路だったけど、太平洋を越える成田~オヘアの区間(運行はANA)が未指定だった。海外出張や旅行で日系のエアラインを使ったことがなくて知らなかったのだけど、国内出張で散々使っているため付いているステータスが随分役に立って、その区間を無料でプレミアムエコノミーにアップグレードしてもらえた。同行者も含めてチェックインは優先だし、荷物にはプライオリティタグも付けてもらえた。社蓄にもいいことはあるものだ。
オヘアではやはりステータスのお陰でユナイテッドのラウンジに入ることができたけど、乗り継ぎ時間は短めにしていた上に次の便の搭乗順が早いため、30分ほどしかくつろげなかった。アメリカの国内線はチェックイン荷物が別料金の場合が多いため、みんな結構な大荷物を手荷物として機内に持ち込む。そうすると収納場所の確保に困るので、なるべく早く乗りたい。そのため搭乗順が5つくらいのカテゴリに分けられ、料金やステータスに応じて搭乗順を振り分けているようだ。我々は持ち込み手荷物なんて座席の下にでも入る程度なので急いで乗る必要もないのだけど、せっかく優先で乗せてくれるのでさっさと乗り込んだ。
シカゴでは雨が降っていたけど、フロリダはもちろん晴天だ。飛行機の中であまり寝られなかったのでかなり眠くなっていたけど、現地はまだ昼である。長い1日になる。空港からホテルまではレンタカーを利用する。会社のルールではレンタカーの利用は推奨されていなくて、今回は乗り合いのシャトルサービスも利用できてそちらの方が安かったのだけど、そこはワガママを通した。アメリカでは車がないとやっぱり不便だからだ。
事前に予約して、チェックイン書類も用意していたので手続きはスムーズだった。書類と鍵を渡されて言われた番号を探すと、そこに車が停まっていた。返却の方法について誰も説明してくれないので不安になって係の人に聞いたら、「空港に着いたら『レンタカー返却』のレーンに沿っていくだけ。バカでも分かるから心配するな」と素っ気ない答え。まあ、そういうものなんだろう。
借りたのは一番安いクラスで、シボレーの小型車だった。2人で乗るには十分だろう。左ハンドルに右側通行はともかく、左右のドアミラーで曲率が違い、ルームミラーを含めて3つのミラーで全部見える大きさが違うので慣れるまで距離感が掴みにくく、車線変更や合流が怖かった。アメリカで運転するのは初めてだったので、せっかくだから2日目以降は会議が終わってからダウンタウンまでドライブしたりして、運転にはすぐに慣れた。
ナビゲーションは別料金のオプションだったので付けなかったけど、iPhoneのMapで十分だった。通信についても、今回はこれまでとは別の方法を試してみた。普段の出張なら個人所有のスマホをそのままローミングで使い、データローミングはオフにしてデータ通信はWiFiだけで済ますところだ。