Bangkok2015

投稿者: | 2015年1月21日

太郎の学校の入試休みを利用して、2泊3日の強行日程でタイに行ってきた。昨年秋、泉佐野上空を飛ぶ関空を飛び立ったタイ航空のA380を見掛け、その日のうちに決めたのだ。
エアバス社の総2階建て大型機、A380は日本の航空会社にはまだ導入されていないが、欧州やアジアの複数のエアラインが日本発着便に就航させている。スポットの設備に特別な対応が必要なため、今のところ定期便が就航しているのは成田と関空の2空港だけだ。関空では、つい最近ようやく2階席に直接搭乗できるPBB(搭乗ブリッジ)が完成したところだ。
今回の旅行はスターアライアンスの特典航空券利用で、当然エコノミークラスだ。タイ航空のA380は3クラスで、1階席と2階席の後方にエコノミークラス、2階席前方がファーストクラスおよびビジネスクラスという構成だ。2階席にも乗ってみたかったけど、エコノミークラスは最後方の少しだけだったので今回は1階席最前方の席を確保した。巡航中に2階席も見に行ってみたけど、この構成でエコノミークラスなら1階席の方が快適だと思う。
スターアライアンスの特典航空券の場合、タイ航空の予約番号はタイ航空に問い合わせなければ教えてもらえない。座席の事前指定やインターネットチェックインにはタイ航空の予約番号が必要で、さらにインターネットチェックインはWebのトップページからリンクがなく、インターフェイスも英語(とタイ語)のみとやや敷居が高い。その分、そうした面倒を厭わない人にとっては希望の座席を選びやすく、空港のチェックインで長い列に並ぶ必要もなく快適だ。
夕方に到着し、2泊して3日目の深夜便で帰国という日程なので、現地で使えるのは実質丸二日となる。あまり欲張らず、1日をアユタヤ、1日をバンコク市内という予定にした。前回まだ就学前の太郎を連れてきた時はチェンマイだけだったけど、親二人はその前にバンコクとアユタヤに来ている。10年以上昔のことなので色々勝手は変わっているけど、見たい場所は概ね分かっているので特にツアーなどは利用せず、自分たちで回ることにした。

初日、関空から念願のA380に搭乗してバンコクへ。新型機だけあって、4発ながら音は双発のボーイングB777などよりずっと静かだ。座席のモニタで見られる機外映像のカメラが機首ではなく垂直尾翼にあるようで、機体が映り込んだ高い視点からの映像になっていて面白い。バンコクの新しいスワンナプーム空港までの飛行時間は約6時間。39,000フィートの巡航高度でも結構揺れた。東南アジア方面はよく揺れるイメージがあるが、たまたまだろうか。空港では入国審査に時間が掛かり、長い列ができていたけど特にトラブルもなく無事通過。まずはATMのキャッシングで現地通貨を引き出し、次に通信手段を確保する。
これまでは日本の通信事業者のローミングサービスを利用してデータローミングは使わず、データ通信はホテルなどのWiFiのみで済ませていたけど、これだけいつでもスマホで通信できる環境に馴染んでしまうとそれも辛い。とは言え、データローミングは1日3000円程度と決して安くはない。そこで今回は、simロックフリーの端末を使っている私が現地のプリペイドsimを購入し、データ通信についてはテザリングでシェアすることにした。複数の通信会社が空港にカウンターを出しているが、今回はタイ最大手のAISのサービスを利用した。LTEには対応しないものの、3G(WCDMA)の通信が7日間までで1.5GB、通話、SMSなどに使えるのが100バーツ分で299バーツというプリペイドsimを買った。結局、通信量を気にすることなく撮った写真をその場でfacebookにアップするような使い方をして、3日間でちょうど使い切る感じだった。(ホテルではWiFiを利用) ただし、iPhoneで常時テザリングをオンにしているとバッテリーの消耗が激しく、1日は持たない。

バンコクの交通事情は15年前からは様変わりしている。大通りの上に高架鉄道のBTSが走り、空港と市内中心部はエアポート・レールリンクという鉄道で結ばれている。今回の宿はスクムウィット通りだったので、エアポート・レールリンクでパヤタイ駅まで行き、BTSに乗り換えて鉄道だけで宿の近くまで行けた。どちらの鉄道も旅行者だけでなく現地の人も多く利用していて、地元の足として定着しているようだった。一方、市内ではトゥクトゥクの数は激減していた。
今回の宿は普通のホテルではなく、コンドミニアムタイプでキッチンとリビングにベッドルームが2つある広い部屋だった。2泊で約400バーツなので、コストパフォーマンスは高いと思う。テラスから見ると、隣や上下の部屋はテラスに大きな観葉植物や物干しがあり、住居として使っているようだった。空き部屋をホテルとして貸しているのだろう。高層階の部屋で、眺めも非常に良かった。
宿にはレストランなどはなく、食事は主に駅近くの露店を利用した。大通り(スクムウィット通り)のすぐ側だったので、小路からひっきりなしにトゥクトゥクやバイクタクシー、軽トラの荷台を客席に改造した車が来ては大通りの前で客を降ろしていく。奥まったところからは大通りや駅までそうした交通を利用するのが一般的らしい。スクムウィット地区は日本人の居住者も多いらしく、日本語で書かれた不動産屋の広告をあちこちで見掛けた。
(書きかけだけどそのまま公開)

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