先々週はディズニーランドに行ったり、その次の週はトンネル施工現場のイベントに行ったりとまぁ色々あったんですが、何かもう思い出して書くのも面倒くさいので太郎通信を参照してください。
で、この週末ですが金曜日から休みを取って2泊3日で八ヶ岳方面へ旅行に行ってきました。実家への帰省以外で泊まりがけの旅行は太郎が生まれてから初めてです。天気は今一つすっきりしなかったけど、泊まったのが貸別荘というのも良かったらしく太郎は終始上機嫌で十分に楽しめたようです。
初日、朝8時に社宅を出発。さすがに平日は渋滞もなく、2時間ちょっとで最初の目的地、ハイランドパークに到着。冬場はスキー場になるところで、リフトで山頂まで行きました。天気が良ければ富士山まで見えるそうですが、あいにくの霧で視界は10m程。標高が1900mということで、寒かったです。太郎はリフトが楽しかったようで、怖がっている母親を尻目に足をブラブラさせたりしてはしゃいでいました。でも安全用のバーを握り締めた手にはずーっと力が入ってました。その後、すぐ近くのまきば公園へ。羊の柵の中に入って羊を追いかけてみたり、馬や牛を間近に見たり。柵のすぐ近くにいた大きな牛にちょっとビビりながらも、腰を折って「こんにちは」と挨拶してました。公園内の案内看板で次の日に行く予定だった吐竜の滝がそれほど遠くないことを発見。ついでに寄ろうかとも思いましたが、結局やめておいて良かったことが翌日判明しました。それにしても太郎のよく歩くこと。普段買い物に行くときなんかにすぐ抱っこをねだる甘えたとは別人のようです。自然の中に解き放たれるとエネルギーを解放したくなるんでしょうか。
今回の宿泊は貸別荘です。小さい子供連れの旅行にはお勧めです。というか、ホテルに泊まって毎回外食っていうのはウチの子には不可能です。金もかかるし。我々が借りたのは2LDK+ロフトという広さで、2家族くらいは十分泊まれそうです。太郎も気に入ったらしく、嬉しそうに走り回ってました。近所(っていうんでしょう、ここいらでは)のスーパーまで買い出しに行って、夕食は自炊。普段と変わらぬ家族水入らずの食事に太郎もリラックスできたようです。
2日目のメインは吐竜の滝です。まずは前日と同じまきば公園へ。案内看板で確認すると、放牧場沿いに遊歩道があり、滝までの距離は1.8kmとのこと。もっと近い所まで車で行ってもいいけど、それ位なら歩けそうだということで出発。放牧場沿いの道に入ってみると、遊歩道というイメージとは程遠い小道でしたがとにかく歩いていきました。1時間以上歩いても、時折水の音は聞こえてくるものの一向に滝に近づく様子はありません。マウンテンバイクの集団が断続的に追い抜いていく以外誰にも会わないのも不自然です。太郎もお腹が空いて機嫌が悪くなってくるし、途中少し道を外れて小さなせせらぎに降りて写真を撮ったので妥協してあきらめて帰ろうと決めかけた矢先、吐竜の滝350mという看板を見付けました。折角ここまで来たのだからと滝まで行くことに決定。ところがこれがとんでもない悪路。急勾配で幅も狭く、おまけに前日の雨でぬかるんでいます。太郎に歩かせるのはあまりに危険なのでずっと抱っこです。途中で何度も引き返そうかと迷いながら、何とか無事に到着しました。滝の前には人もたくさんいました。苦労したけど、その分爽快です。一通り写真を撮って、改めて周りを見回すと、スカートにサンダル履きの女の子や太郎よりまだ小さい子供を連れた家族、小綺麗な老夫婦などで、トレッキングシューズに全身泥だらけなのは我々くらいです。別の方から来ればすぐ近くまで車で来られたようです。既に昼食の時間はとっくに過ぎて、太郎は本来なら昼寝の時間です。来た道を戻れば駐車場にたどり着くのは2時間後。結局、そこで声をかけてくださった、小学生の団体を引率していた先生のご厚意に甘えてその学校の寮でタクシーを呼んでもらい、駐車場までタクシーで戻りました。桐朋小学校の皆様、ありがとうございました。太郎は疲れ果ててタクシーの中で寝入り、車に乗せ替えても宿に帰って布団に寝かせてもそのまま眠り続けていました。放っておいたら朝まで寝かねないので3時間ほど寝かせた後で起こし、買い物に行きました。夕食は家から持ってきたウナギの蒲焼きです。太郎はよほど空腹だったらしく(そらそうやろ)、餓鬼のようにむしゃぶり食っていました。盛大に食べこぼしても、誰に迷惑をかけるわけでもないので気が楽です。
3日目は早くもチェックアウト。車に荷物を積み込んだ後、2日間だけの別荘にお礼を言ってお別れです。太郎も「おうち」と言って馴染んでいたので、ちょっと名残惜しげです。それにしても適応が早いというか、単純というか、えらく簡単に馴染めるもんです。
この日は「絵本の森」からスタート。絵本が大好きな太郎ですが、あんまり沢山あると目移りするのでしょうか。今一つ集中できないようでした。木のパズルのようなオモチャなんかも置いてあり、そちらは随分一生懸命に遊んでいました。その後、少し長い距離をドライブして白樺湖へ向かいました。この旅行中、太郎は車に乗ると必ず寝ていました。夜は夜でしっかり眠っているのですが、やはりかなり疲れているようです。そらま、起きてる間ははしゃぎっぱなしやからな。白樺湖畔で昼食。食べ終わって出てくると土砂降りの雨。ここまで、すっきりと晴れない代わりに雨にも降られていなかったのが遂に降りました。雨はにわか雨だったようで、湖畔を回っている間に上がり、気持ちよく晴れてきました。白樺湖では足漕ぎ式の白鳥型ボートに挑戦。乗用玩具と違い、ハンドルを切ってしばらくたってから向きが変わるというのが理解できずにやたらとハンドルをぐるぐる回していましたが、太郎なりに十分楽しめたようです。
東京への帰り道は渋滞に苦しめられました。太郎は始めは寝ていたけど、さすがに長時間チャイルドシートに体を固定されて不機嫌になってきました。夕食前に帰るつもりで手持ちの食料も少なかったので、途中上野原で高速を降りてとりあえずお腹を満たしました。渋滞の高速は眠くなりそうだったので、上野原在住の友人(不在だった)に電話で教えてもらった抜け道で八王子まで抜けました。時間的には高速の方が早かったかもしれないけど、眠気とは無縁のスリリングな峠道で気持ちよく帰ることができました。いつもありがとう、サワベさん。
ということで、旅行レポートは終わりです。疲れたし、それなりにお金もかかったけどそれ以上に楽しい旅行でした。太郎も楽しそうだったし、また行きたいな。