2023年タイ旅行

投稿者: | 2024年2月3日

こちらはWindowsのロック画面にランダムな画像を表示するWindowsスポットライトの画面だ。夏頃のある日、たまたま表示されたこの写真を目にしたのが今回の旅行の最初のきっかけだ。この写真の場所に行ってみたい。そんな旅行もあっていいだろう。

調べてみると、タイのカンチャナブリにあるエラワン滝ということが分かった。バンコクからバスや鉄道で行けるらしい。久し振りのバンコクと合わせて1週間くらいの日程で訪れるにはちょうどよさそうだ。いつものように飛行機とホテルだけさっさと確保して、後は出発直前に詳細を詰めることにした。

今回利用したエアラインはJAL系のLCC、ZIP Airだ。バンコクには成田からしか飛んでいないので大阪からだと少し遠回りになってはしまうけど、新しい機材でフルフラットになるシートを選べるなど他にはあまりないサービスで面白そうだった。せっかくなので、料金は倍ほどになってしまうけどフルフラットシートを選んだ。一般的なエアらアインだとビジネスクラスになるシートだけど、違うのはシートだけで特別なサービスなどは一切ない。それどころか普通のフルサービスキャリアだとエコノミークラスでも当たり前にあるドリンクサービスやアメニティなどが全て有料のオプションになっていてある意味潔い。自分の価値観と懐事情に合わせて好きなように組み合わせられるので、馴れると使いやすいだろう。

バンコクのスワンナプーム空港到着は深夜。市内への移動はタクシーかライドシェアしかない。タイではGrabという、ちょうどUberのようなライドシェアやフードデリバリーを統合したアプリが一般的で、現地でも広く使われているということだったので事前にインストールや設定を済ませておいた。空港で早速使ってみたところ、同じように深夜便で着いて市内に向かう需要が多いのかなかなか空車がない。諦めて普通のタクシーを使うことにした。メーター付きのタクシーだったので一応メーターを使うように頼んでみたけど、何だかんだ理由を付けてメーターは使わず料金を告げられた。Grabで表示されていた料金よりかなり高い。夜はメーターを使わないタクシーが多いというのは事前のリサーチ通りで、高速道路料金を考えても割高ではあるけど金額としては目くじらを立てるほどでもないのでおとなしく支払うことにした。

ホテルは大通りから少し路地を入った古めの建物だったけど、清潔で気持ちよく、何よりスタッフが皆フレンドリーで優しかった。朝食はこんな感じ。午前中に少しだけ近所を散策して、午後はさっさとカンチャナブリに移動することにした。

カンチャナブリまでの往路はバスを選んだ。バスターミナルまでGrabで呼んだタクシーで移動し、チケットを買ってバスに乗る。チケットカウンターが本来の場所からバス乗り場に移動していて、探すのに少し苦労した。バスは想像していた大型バスではなくマイクロバスくらいのサイズ。スーツケースなどの大きな荷物は通路に並べるという運用だ。現地の人の交通手段としても使われているらしく、途中の停留所で結構乗り降りがあった。カンチャナブリのバスターミナルからソンテウ(ピックアップトラックの荷台を客席にした乗り合いタクシー)に乗り継いでホテルへ。ホテルはリゾートホテルなので、部屋の広さはそんなにないけど豪華で快適。

この日はちょうどクリスマスということで、特別ディナーの用意があるということだったので予定外だったけどホテルのレストランでちょっと贅沢なディナーを頂くことにした。

レストランからはクウェーが一望でき、映画「戦場に架ける」で有名な鉄橋もすぐ近くに見えた。ディナーは美味しく、サックスの生演奏なんかもあって優雅な時間を過ごすことができた。

翌日はいよいよ今回の旅のメインの目的、エラワン国立公園に向かう。バスターミナルまでソンテウを頼んだら、ソンテウの運ちゃんが「エラワンに行くんだったらバスじゃなくこのままソンテウで行った方が早い」と当然の営業活動。それは分かってるんだけど、今回はバスも経験したかったのでバスターミナルまで連れて行ってもらう。エラワンに向かうバスはバンコク市内を走っているような綺麗な車体ではなく、かなり年季の入ったバスで確かに時間が掛かりそうだった。

エアコンはなく、走行中は窓はもちろんドアも全開だ。変速機は5速のマニュアルだったけど、シンクロがヘタっている上に運転手のじいちゃんがダブルクラッチを知らないみたいで変速に苦労していた。特に3速が入りにくいみたいで、写真に写っている助手(?)のおじさんがたまに手伝っていた。

そんなこんなでエラワン国立公園に到着。滝は全部で7つあるらしい。冒頭のWindowsスポットライトの写真は第3の滝だ。

これがその第3の滝だ。水の中に魚が見えるけど、これが実は結構有名で、人が水に入ると寄ってきて皮膚の角質を食べてくれるのだ。何の効能があるのか知らないけど、ドクターフィッシュとか言われているらしい。素足を入れるとこんな感じでわちゃわちゃ寄ってきて、かなりくすぐったい。

一番上流の第7の滝まで行くとかなりの距離になるっぽかったので、目的は達成したことだし第5くらいまで行って引き返した。ちょっといい運動になった。

ホテルに戻ってから、歩いて行ける距離なので映画で有名な鉄橋に行ってみた。列車は1日に2往復くらいしか通らないので、それ以外の時間はこんな感じで普通に歩くことができる。

この日の夕食はカンチャナブリ市内のナイトマーケットに行くことにした。歩くにはちょっと遠いのでソンテウを頼む。

ナイトマーケットは観光客もいるけど、主に地元っぽい人たちで賑わっていた。色んな店でいっぱい買い込んでもさすがに安い。気取らない現地メシを堪能した。

カンチャナブリ2泊目の朝。ホテルの朝食はビュッフェスタイルで、この日はこんな感じ。午後にバンコクに戻るので、午前中はホテルで観光タクシーを手配して貰っていくつか市内の見所を回ることにした。

いくつか寺を見て回りたいということだけ伝え、あとは運転手さんにお任せした。まず連れて行ってくれたところがこちらのワット・バーンタム(Wat Ban Tham)。階段の上の龍の口の先に更に階段が続いていて、中腹にお堂がある。そこから更に頂上まで続いているらしい階段があって、せっかくだからと登ってみたけどどこまで行っても先が見えない。上から降りてきた観光客がいたので後どれくらいか聞いてみたら、その人たちも途中で諦めて引き返してきたとのこと。素直に諦めてそこで引き返した。

続いて訪れたのがこのワット・タムスア (Wat Tham Suea)。荘厳な寺院で、かなりの有名どころらしい。一通り見て回ったらお昼前になっていたので、観光は切り上げてランチに。地元出身の運転手さんも一緒にと誘って気取らない地元の店に連れて行ってもらう。

テラスの向こうにワット・タムスアが望めるオシャレな店でランチ。昔と比べると日本の経済力が相対的に低くなって物価の安さは感じなくなったけど、アジア、特にタイは何を食べても美味しいのが嬉しい。

ホテルで荷物を拾って鉄道駅まで連れて行ってもらい、バンコクまでの帰路は鉄道で。バンコクとミャンマーのラングーン(現ヤンゴン)を結ぶ有名な鉄道(いわゆる泰緬鉄道)ということで、乗客の半数以上は外国人観光客っぽかった。

(まだ書きかけだけど一旦公開)

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