献血ルーム

投稿者: | 2009年11月30日

週末、献血ルームで献血してきました。ここ数年は大体毎年1月か2月に職場で献血していたのですが、今年は職場のビルに移動献血車が来ていた時は海外出張直後だったため断られてしまい、まだ献血していませんでした。毎年やっていることができないと気になるもので、家の近所や職場近くの移動献血車の予定を調べてみたりもしましたが、なかなか都合が合いません。献血ルームについては、通勤経路の駅にあるのですが受付時間が18時までで、普段は間に合いません。
試しに家の近所で調べてみると、車でなら10分程度のところにあり、駐車場も無料で使えるようです。そこで、早速行って来ました。学生の頃はよく献血していましたが、いつも献血ルームに行っていたものです。当時はいつも成分献血を求められていて、献血ルームで400ml献血をしたのは考えてみると今回が初めてです。今回は、どっちでもできますよ、と言ったら少し考えた後、400mlでお願いしますと言われました。
成分献血というのは、採取した血液から血漿や血小板だけを分離して、残りの赤血球などを再び体に戻すという献血です。体内で回復に時間が掛かるのは主に赤血球らしく、成分献血は体への負担が少ないそうです。そのため、献血した後比較的早く次の献血ができます。さらに、昔は確か献血回数を1回で2回分にカウントしてくれたので、献血マニアには人気の献血方法でした。たろ父は過去も現在も献血マニアではないので詳しくは知りませんが、献血マニアは累計献血回数やそれがあるレベルに達すると送られてくる記念品の数を競ったり、ある地域の献血ルームを「制覇」することに情熱を注ぐらしいです。学生時代の友人に何人かマニアがいましたが、彼らは課外活動などで普段行かない土地に行く機会があると事前に近隣あるいは経路上の献血ルームを調べ、スケジュールを調整して献血しては「大阪府○箇所制覇!」とか言って喜んでいました。繰り返しますが、たろ父はやってません。
成分献血は装置が大がかりになるので常設の献血ルームでしかできず、また時間も掛かります。ベッドで寝て機械に繋がれている時間だけで1時間以上かかるのですが、その時間を快適に過ごすべくテレビ、ビデオ、漫画などの娯楽は豊富に用意されています。たろ父はむしろこっちが楽しみで、大抵映画のビデオを選んでいました。2回の成分献血で、ちょうど映画1本を観ることができます。京都の四条河原町の献血ルームにはよくお世話になりました。いや、マニアの友だちに誘われてたまに行く程度ですけどね。
今回は400mlだったので、時間も短く、適当にテレビを見ている間に終わりました。問診に少し時間がかかったものの、ルームに入ってから出るまで1時間弱でした。移動献血車だとだいたい30分くらいだと思います。ルームの方が比較的時間に余裕のある人が多いためか、のんびりしている印象です。ちなみに、献血の問診でいつも時間を取られるのが海外渡航歴に関する質問です。コストとの兼ね合いでルールをシンプルにするためにはある程度仕方がないのだとは思いますが、海外渡航による献血制限のルールはかなり硬直的です。例えば、ある時期にイギリスに1日以上滞在した人は今後一切献血ができません。狂牛病対策ということでしょうが、いまだにこのルールを継続するのは過剰に思えます。たろ父の場合は問題となる渡航歴はないのですが、日本人渡航者の少ない国にも行っているため、毎回チェックに時間が掛かるのです。所詮は自己申告だけなので、あまり厳しくしすぎると正直に申告しない人が増えそうで、バランスが難しい所ではあります。えーと、今思い出しましたがそう言えば今年マレーシアに行ったことは言い忘れました。問題は無いはずですが、図らずも嘘の申告をしちゃいました。ごめんなさい。あ、台湾も言ってないや。ドイツとかルクセンブルクは言ってたっけ?何かこう、毎年健康診断で血液検査をしていて、それで問題が無い人は少なくとも過去の渡航歴とかは不問にして欲しいものです。

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