キャッチボール

投稿者: | 2009年11月16日

太郎は学校でよくサッカーや野球をして遊んでいるようで、本人曰く野球の方が得意だそうです。去年くらいまでは話を聞く限りどちらも最低限のルールすら理解していないようでしたが、最近は少なくともどうやったら点が入るかくらいは分かっているようです。そういうレベルでどんな「野球」や「サッカー」をやっているのか知りませんが、例えば野球ではちゃんと「かたいボール」やグローブを使っているそうです。ということで、久しぶりに家の前でキャッチボールをしてみました。
太郎のグローブは随分前に本人が欲しがったので買ってあったのですが、その時は全く使うことができず、練習してもすぐに嫌になって続けることができなかったので長らく仕舞い込んだままになっていました。ほとんど使っていないので綺麗なままで、サイズも問題ないようです。野球ボールはないので、テニスボールでキャッチボールをしてみました。尚、たろ父はグローブを持っていないので素手です。
やってみると、相変わらずほとんどちゃんと捕ることは出来ないものの、とりあえずグローブには入るようになっています。前はよく顔面で受けて泣いていました。そして投げる方は、かなり力強い球をしっかりと真っ直ぐ投げられるようになっていました。そして一番の成長は、できなくても嫌がらずに練習できるようになっていたことです。
グローブには入るけど落としてしまうというのが何回も続くと泣きそうになり、というか半分以上の時間は実際に泣きながら、それでも止めると言わずにひたすら続けます。1時間以上経って、たろ父もいい加減手が痛くなってさっさと切り上げたかったのですが、帰ろうと言っても「まだやる!」と泣きながら訴えます。それを何度か繰り返し、最後には暗くなったので無理矢理終わり、それでも泣きながら抵抗するのを騒ぎを聞きつけて出てきたたろ母にも慰められてようやく帰りました。上手になるまで練習したかったのだそうです。
たろ父は自慢じゃないけど不器用なので昔から球技全般は苦手です。複雑な道具を使わないマット運動や鉄棒系、それに単純に走ったり山に登ったりとかは比較的得意なので体力や基本的な運動神経がないわけではないのだと思いますが、頭を使うモノは弱いようです。単に頭が弱(以下略)。なので、野球はもちろんキャッチボールですらかなり下手くそです。当然教えるのも上手いはずがなく、たろ父と練習してもあまり効果は期待できそうにありませんが、根性さえあればある程度までは自分で何とかできるので、根性がついてきたのは喜ばしいことです。
ちなみに、たろ父は子供の頃父親とキャッチボールをした記憶があまりありません。いや、確かにやっていたのは覚えていますが滅多になかったように思います。矢鱈と講釈だけ多かったのを覚えていますが、実は彼もヘタクソだったのかもしれません。思い出すにつけ、今の自分自身のようでそら恐ろしいものを感じます。

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