自転車通勤

投稿者: | 2005年8月9日

今朝、思い立って普段は電車で通勤している職場まで自転車で行ってみた。突然思い立った、というわけでは実はない。ひと月ほど前から考えてはいたのだ。ただ、どれくらい時間がかかるのか分からないし、行ったからには帰りも自転車で帰らないと次の日から駅まで歩いて行く羽目になる。今ひとつの障害は妻だ。以前それとなくほのめかしてみたところ、「アホなことしぃな」とあっさりと却下されてしまった。私も妻も方角は逆なのだが同じ駅を利用しているので、保育園から駅まではいつも一緒に行くのだ。保育園から出て駅と反対の方向に走り出したらすぐにバレてしまう。そんでもって翌日筋肉痛に苦しんでいたりしたら思いっきりバカにされるではないか。あくまでこっそりとやってみて、できそうなら慣れた頃を見計らって「試しにやってみたら思ったより大したことなかった」とか言いたいんだ。そんなわけで、今日まで実行できずにいたのだ。

いつも通り太郎を保育園に預け、駅に向け二人で自転車を漕いでいた今朝、道端に出してあるゴミの山を見て思い出した。ゴミ、出すの忘れてる。私のほうは電車の時間に随分余裕がある。それ以前に、ゴミ出しは私の担当だ。妻に断り、家に戻ってゴミを出す。危なかった。昨夜の魚の臓物をはじめ、次の収集日まで置いておけばこの季節、生ゴミは凄いことになりそうだ。無事にゴミを出し、再び自転車に跨った時にふと気が付いた。これはもしかして、チャンスというヤツではないか。引き返した地点から家までは2分程の距離だが、方角的には職場の方に近づいている。最近スポーツジムに通い始め、全く体を動かしていないというわけでもない。今日は雨は降らなそうだ。妻は今ごろもう電車に乗っている。職場はフレックスではないが、まぁ似たようなものだ。昨日から走らせている計算はどうせ今日の夕方までは終わらない。午前中は打合せの予定もない。よし。

私はシャツを脱いでTシャツ一枚になると、駅とは反対の国道に向けて漕ぎ出した。いつも電車に乗っている時間は40分程だ。快速電車だがそこそこに停車駅は多い。コースも多少迂回しているので、道路を使えばショートカットできそうだ。1.5倍かかるとして、1時間ほどで着けば始業時間に間に合う。ちょうど昨日タイヤに空気も入れたところだ。
結局、1.5倍ではきかずに2倍強の90分ほどかかってしまい、30分あまり始業時間を過ぎてしまった。ま、毎日できることではない。それが分かっただけでも良しとしよう。それなりに達成感はあった。まだ帰りが残ってるけど。
教訓:
■海岸線に沿った道路は起伏が少なく走りやすそう、というのは間違いです。数え切れないほどある橋を超えるたび、車なら気にならない程度の勾配が心臓に負担をかけます。
■片道2分の手戻りを嫌って90分のコースを選ぶのは、論理的に間違っているような気がします。

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