歯磨き

投稿者: | 2005年8月3日

割と小さい頃から太郎は歯磨きに対してあまり抵抗がないようで、嫌がることもない。今では「歯磨きしぃや~」と声をかけると「はーい」と洗面所に走って行き、自分で歯ブラシと歯磨きペーストを取って来る。まだ自分でブラシにペーストを付けることができないのはご愛嬌として、4歳児としてはそんなに悪くないんじゃないかな、ここまでは。
問題は、このチビさんは歯ブラシを咥えてガシガシ噛んでいるだけで全くもって「磨く」ことができていないのである。ひとしきりガシガシやった後、「しあげして~」と寄って来るのだ。家では、まあいいだろう。虫歯のチェックも含め、親が毎日口の中を覗くのはある意味必要かも知れない。
が、保育園ではどうなのだ。確か3歳児クラスでは保育士さんが必ず仕上げ磨きをしてくれていた。でもそんな事いつまでもやってくれる訳ではないだろう。4歳児クラスはどうなのだろう。どうなんだ、太郎。
「ん?たろうくん、しあげしてもらったよ」そうなのか?誰に?「おーむらせんせが、してくれたことあるよ」そうか、去年から持ち上がりの担任の先生だな。それより「ことある」ってどういうことだ。してくれる時としてくれない時があるのか。「うん、いつもじゃない。まえ、おーむらせんせ、しあげしてくれた。たろうくんが、おそかったとき」
遅かったんかい!ほかの子がみんな歯磨きし終って、なのにいつまでもガシガシやるばっかりで全然磨けてないのがいて、仕方なく磨いてやったと、それがつまりお前だと、そういう事かい。あかんがな。全然あかんがな。迷惑かけとるやんか。
やっぱり、大きくなるにつれ出来なければいけないことも増えてくるようだ。いつまでも「元気で明るい」だけじゃだめなのか。親としては、それでいいんだけどね。優しいし。ちょっとくらい馬鹿でもさ。

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