遊覧船

投稿者: | 2006年3月13日

週末、久し振りに神戸に遊びに行った。先日開港した神戸空港も見てみたかったのだ。期間限定ながら飛行機に乗る人は駐車場が無料、そうでなくても150円/時という設定らしい。実際に車でポートアイランドに入っていくと、所々に「見学者用の駐車場はありません」という看板がある。なんでやねん。今、神戸空港に車で来る人のほとんどが見学者と違うんか。連絡橋はタダなので、駐車できなかったらそのまま帰ってくるつもりで看板を無視して空港島に渡った。
なんか、チャチだぞ。普段関空とか、羽田とかを見慣れているせいか、空港全体が非常に小さく感じる。ま、地方空港というのはこんなもんでいいのだろう。駐車場については、ターミナルビル正面の駐車場は搭乗者専用ということで、どうやってチェックしているのか一般車は入れて貰えないようだ。でも駐車場の辺りを歩いているのは荷物を持っていない家族連れやカップルなど、どう見ても旅行者じゃない人たちばかりだ。車の流れに付いて行くと、少し離れた駐車場に入れるようになっていた。何でヘンな看板立ててるんだろう。ポートライナーを使って貰った方が駐車場料金より少しばかり儲かるのかも知れないけど、車で行けないのなら行かないという人も多いと思う。どうせ土地は余りまくってるんだから、ケチなこと言わずに見学大歓迎、とやった方が神戸市の目論む地域の発展とやらには寄与すると思うのだが。

ところで、太郎は空港も飛行機もどうでもよくて、去年行ったハーバーランドを「こうべ」と認識していた。子供が遊べる場所もあって、電動の車に乗ったのをいたく気に入っていたらしい。空港島に入って、「ほら、神戸空港やで」と声をかけると何故か泣き声になって、「ここ、こうべとちがう。たろうくん、こうべにいきたかった」と言う。元々そっちにも行くつもりだったので、結局神戸空港はそのままスルーしてハーバーランドに向かった。

ハーバーランドまではものの10分である。神戸空港は、少なくともアクセスという点では非常に便利な空港だ。食事の後、母は少し買い物をするというので父と太郎の2人で少し遊ぶことになる。食事をした店から遊覧船が出るところが見えていて、折角だから適当なクルーズがないか見に行くことにした。大型の船は夕方以降はディナークルーズしかなく、値段もそこそこする。別の波止場の、少し小さめの船がいるところに行ってみると、ちょうど最終クルーズのチケットを売っていた。神戸港を1週して神戸空港の連絡橋をくぐり、明石海峡大橋も見えるという50分のコースで値段は1000円、幼児は無料。さして迷うことなくチケットを買った。船の前で記念写真だけ撮って早速乗船。父はオープンデッキに出たかったが、怖がりの太郎の要望で室内の席についた。買い物中の母に写メールでも送ろうと適当なアングルを探していると、電話が鳴った。なんともう買い物は終わったらしい。船に乗ったと伝えると、自分も乗りたいという。その時点で出港3分前。しかも何も言っていなかったので遊具の方へ向かってしまっていて、波止場とは反対方向である。そうこうしている内にタラップが上がってしまった。この結果、後で修羅場を見ることになったのはとりあえず置いておく。

この日は天気がよく、風もほとんどなかった。以前関空のイベントで台風後のうねりの残る海で遊覧船に乗った時は船酔いで大変だった太郎だが、今回は港内ということもあって波もない。少し慣れてくると、外の方が気持ちよさそうに思えてきたらしく自分からオープンデッキに出たいと言い出した。最上部のデッキは操舵室と同じフロアで、開いたドアから操舵室の中もよく見えた。レーダーの画面を見て、「あ、あそこにちきゅうがでてる。あーそうか、あのちきゅうで、いまこのふねはここですよー、ってでるんや」と一人納得する太郎。スケールという概念はまだない。
神戸港を出ると多少風は強まるが、波はほとんど変わらない。さっき車で行った神戸空港がすぐそばに近づいてくる。海から見ると、工事中のエリアが目立って更にこじんまりとした印象を受ける。ちょうど1機離陸するところを見れたのだが、太郎にはそれより橋の下をくぐったのが面白かったようだ。その後、遠目にだが明石海峡大橋も見ることができた。最後まで船酔いにもならず、船に対する恐怖心も克服して太郎にとっては楽しいクルーズとなったようだ。

クルーズの後は…

ごめんなさい。

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